今日は本の紹介ではなく、授乳(とくに母乳)について、自身の体験や本で学んだことをもとに私見を述べたいと思います。
授乳中に食べてはいけないものなんてあるの?
普段の食事はバランスよくなんでも食べる
結論から言って授乳中に食べてはいけないものは無いと思っています。
何を食べても母乳の質は一定に作られるように出来ているようです。
逆に粗食にしすぎたり、野菜ばかり食べたり、極端なことをしない方がよいです。
おっぱいが詰まるのは授乳間隔があくから
よく、おっぱいが詰まると聞きますし、体験もしましたが、原因は授乳の間隔が開いてしまったからだと思われます。出すものを出してない状態が長時間続いたから。ただそれだけです。
お祝いの席で出た赤飯やお餅やケーキが原因ではありません。お祝いの席ですぐに授乳できない状態だったり、環境が変わったせいで赤ちゃんがよく寝ていたり、母乳を出すいつものペースがくずれただけだと思われます。
ただ、体感としてはお米をたくさん食べるとおっぱいが張る感覚はありました。食べたら生産される。当たり前ですよね。詰まるのは出さないから。お米が悪いんじゃないんです。なので、生産されたものは赤ちゃんにたくさん吸ってもらいました。タイミングが合わないときは流しに向けて手で搾ってすててました。
産後の入院食覚えていますか?
栄養のエキスパートである管理栄養士が授乳婦用に考えたメニューです。
お盆にペロッとのっていた栄養価の紙に、米飯がほかの患者さんよりも多く設定されているのを記憶しています。授乳婦は米食えってことです。
母乳がおいしくなるとかまずくなるとかあるの?
お母さんが何を食べても母乳の質は一定に保たれることから、味はそう変わらないのではと想像がつきますよね。しいて言えば、授乳の出始めの方は水分が多く、後半は脂肪分が多いようです。それだけです。
なので赤ちゃんが授乳を嫌がる原因は、味の可能性はとても低く、授乳の姿勢や赤ちゃんの満腹具合などその他の要因が考えられるとのことです。
私も長女に授乳を拒まれた一人ですが、抱っこが嫌いで添い乳(横になってする授乳姿勢)が好きだったようでどこに行っても大変でした。母乳の分泌が軌道に乗ったときに授乳前から噴射して長女がむせることもあり、それも嫌だったのかなと振り返ります。
と色々考えましたが、味は関係ないです。
最後に
今現在のネットの情報ってどうなってるんだろうと検索してみると、前よりはましになりましたが未だに「ファーストフードは控えて」とか「血液がドロドロだと母乳もドロドロになる」などと書かれていてガッカリしました。
おそらく伝えたいことは「健康的な食生活をすること」なのでしょうが、でもこれって全人類に共通することですよね。授乳婦用に張り切って記事にする必要がそもそもないと思っています。トンデモな記事も私の記事も将来的にはなくなってほしいと思います。
だって健康的な食生活を送ることなんて誰もが知っていることだから。
良い情報は信頼できる専門家から得ることをおすすめします
私が以前紹介した 「産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK」と言う本では、普段の食事はもちろん
・アルコールやカフェインは少量でタイミングを見計らって
・薬は飲めるものもある(もちろん医師・薬剤師に相談すること)
など気になる情報がエビデンスとともに解説されています。
授乳中に悩んだり迷ったりしたら読んでみてくださいね。