ついこの間、読んだ本。
Chapter1からやさしくて、カフェで涙ぐんでしまいました。
「児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた」
著者:精神科認定看護師 こど看
発行:株式会社KADOKAWA
ISBN:978-4-04-606536-0 C0037
10年間、児童精神科病棟で看護師として勤務されているこど看さんの、知識と経験とやさしい言葉が詰まった一冊。
Chapter5までの章立てで、各章の中に1~2ページ程の文章があり、タイトルがすべて目次に列挙されているので、気になるところを読むスタイルもできます。
この本を読むと、子どもが心を許せる人がまとう雰囲気みないなものがふわっと想像できて、少しずつ自分もそうなろう、そう心掛けたいと思えます。言葉が優しいので、まるで太陽に導かれるような気分になります。
ちなみに涙ぐんだ文章は
「この子を笑わせよう」という思いから発するユーモラスな言動は~略~「その子」だけに向けられる特別なものです。~略~ その子が大人になったときに、「そういえば自分を笑わせようとしてくれる大人がいたな」と自分の子ども時代を安心しながら思い出すことができるのではないでしょうか。
Chapter1「No.3 子どもの過去に笑顔をたくさん残す」P23より
序盤から、私の目指す大人像これだ、と思いました。
子どもを持って、親の気持ちや大変さが分かるようになったけど、どうして肝心の子どもの気持ちが分らなくなっちゃったんだろうと嘆いていたのですが、この本を読んで、子どもの時って自分の気持ちが分らなかったんだと思いました。
そう考えると、子どもにとっての大人の役割がふわっと立ち上がってきます。
決して、あなたの気持ちはこう!とか断定するのではなく、太陽のような気持ちで子どもの側にいる事ではないでしょうか。
この本にはそのポイントがたくさん、本当にたくさん書いてあります。
さいごにひとこと
私は親なので、親として我が子に接するときを意識して読んだのですが、こど看さんは看護師さんとしてこの本を書かれているので、子どもと接するすべての人が読むと良いなと思いました。
また、子どもと接する機会が無くても、自身が子ども時代にこころに残った大人を思い出すこともできるのではないでしょうか。自分の土台を思い起こすこころの旅になるかもしれません。