二人目の娘が生まれて間もないころ、電子書籍で読んだこちらをおすすめします。
「ママだって、人間」 著:田房永子
ASIN:B00L50P766
漫画です。
著者ご本人が妊娠・出産・育児を通して体験したこと、感じたこと、考えたことが、素直に、丁寧に語られています。
この本を読むと「ママになるのだから」「ママなんだから」と植え付けられた概念のようなものから、解放されます。
こんなふうに感じても考えてもいいんだ、だって人間だもん。と気づけます。
私は出産を終えてから読んだのですが、妊娠中に読みたかったです。
出産の痛みも、赤ちゃんのお世話も、母親学級で見聞きできるのですが、漠然とした不安があるだけで、自分に降りかかるのを待つのみでした。
田房さんのすごいところは、その漠然とした不安(もやっとポイント)は何かをはっきり自覚し、分析して、気持ちを納得させていくことを、事が起こるごとに丁寧に行っていることです。
田房さんの考えに触れて、私は自分の子どものママではなく、世間が期待するママとして頑張らなきゃ、とがちがちに構えていたんだなと省みることができました。
そしてなんと言っても漫画がとても面白くて、笑って、笑って、笑って、最後は泣けてきて、大変だった自分のここ数年間を浄化していただきました。
なんとなく不安を抱えたプレママさんにはぜひ読んでほしいです。
ちょっとひとこと
ママの本ではありますが、実は社会勉強にもなります。
私自身気が付かずにがんじがらめにされていた「世間から期待されるママ」がどう出来上がったかも分かる気がします。
子育てしやすい世の中をつくるヒントになるのではないでしょうか。